1年育休理系男子. blog

30代サラリーマンが1年間の育児休暇を取って妻と一緒に子育てをしながら感じたことを書き連ねようと思います

保活の話

こんにちは

1年の育児休暇を取っている、とある理系男子、30代前半です

娘は9ヶ月になりました。

ハイハイで家中を駆け回りながら、つかまり立ちも一丁前になってきました。

ブァッ、とか単発だったおしゃべりが、だんだん長く発声するようになりました。

 

 

私の住んでいる区では11月末に認可保育園の申し込み締切がありました。

長く続いた保活もこれでひと段落ということになります。

今回は保活経験談です。

 

保活は妻の妊娠の発覚と同時に始まりました。

妻が事前に情報収拾をしていたおかげで、

できるだけ早くから始めた方がいいとわかっていたからです。

 

とはいえうちの妻はつわりがひどく、

2ヶ月間家のベッドで家庭内入院状態だったため、

早く始めなきゃと思いながらも少し出遅れてしまいました。

 

なぜ早くから始めた方が良いのか、

それは認証保育園の入園順が先着順のところが多いからです。

 

認証保育園は2タイプ。

「先着順タイプ」と「選考タイプ」があります。

ほとんどが見学をしなければ申し込みができません。

 

「選考タイプ」は面接が行われるところと、

見学の時にすでに選考が始まっているところがあります。

 

もちろん認可保育園に間違いなく入ることができるのであれば、

認証保育園の申し込みは必要ありません。

しかし激戦区ではそんな甘っちょろいものではないので

認証保育園も押さえておくべきでしょう。

 

ということで、

保活は妊娠発覚後すぐ始めるのがセオリーとなっているようです。

 

 

特に我が家のような早生まれ(12月以降の誕生日)の子は

0歳での認可保育園申し込みができません。

後述しますが、1歳での申し込みでも早生まれは不利。

認証保育園に必死になるしかない。

 

必死になっても妊娠発覚だって最後の方なんだから

みんなが本気で保活をしたら負けてしまいます。

それでも必死になるしかない。

 

まだ産まれるだいぶ前の話なので、

私はおろか、妻ももちろんまだ産休に入る前から

仕事の合間を縫って保育園見学に時間を割くことになりました。

 

我が家は夫婦共、

職場の仕組みが柔軟だったり周囲の理解もあり、

すぐ動き始めることができたが

なかなかそうもいかない方のほうが多いのが現実だと思います。

 

 

さて本題の認可保育園。

 

早生まれの子には厳しい現実が突きつけられます。

 

我が区の0歳児と1歳児の認可保育園の新規受け入れ人数は、

0歳児に比べて1歳児が半数に減少します。

 

早生まれの子はこの1歳児クラスが初チャレンジ。

 

もちろん0歳児で待機児童となったり、

0歳での申し込みをせずに育休を延長された方の子どもにとっては

2度目のチャレンジで1歳児クラスに申し込みをしてきます。

 

2017年からは育休が最大2年まで延長できることとなり、

会社によってはもっと延長することができる会社もあるようで、

2歳児クラスの申し込みでも同様の戦いとなり

早生まれの子に優位性は生まれにくい状況。

 

そして申し込み直前に気づいたことだが、

なんとそのときの選考方法にも、

早生まれの子には不利な落とし穴があった。

 

おそらくほとんどの区で似たり寄ったりだと思うけれど、

選考に使う点数計算として、

第二子以降の場合に可能性がある兄弟点を持つ子がまずぶっちぎり、

認証保育園からの転園の子が1点差で抜け、

それ以外の保育を必要とするほとんどの世帯で同点。

 

0歳、1歳だと転園の子は多くはなく、

ほとんどの世帯が同点。

 

次の選考基準、前年の特別区民税の納税額です。

納税額の低い順から優先。

それは保育園が福祉施設だから、とのこと。

(区議会の議事録によると)

いっぱい税金払っている人は保育園に入らせにくい。

通わせてあげたい保育園も選びにくい。

 

そう、入園の前年です。

年度ではありません。

前年の納税額、

つまりだいたい、入園の前々年の所得に比例。

 

わかりますか?

早生まれ、そう、

ばっちりフルで共働きで稼いじゃってる。

 

平均で半年分、産休育休でお休みしていた世帯に

所得で負けてなきゃ保育園に入れない。

 

なかなか難しいですよ。

住んでる地域が同じなら不動産相場が同じなんだから

通常時の所得に大きな差があるわけない。

 

 

節税対策で車でも買っておけばよかった、

と思いましたが

そういう分の控除はどうやら反映されなさそうです。

できることは生命保険とかに控除対象額MAXで入っておくことだけです。

 

 

ということで結局、

1歳児クラスでの認可保育園入園は難しそうだとわかりました。

 

 

じゃあどうするのか。

 

 

実は早くから始めた認証保育園の保活のおかげで

生後3ヵ月から保育園に通う我が娘なのです。

 

とりあえず枠を確保するつもりで入園し、

週3日くらいから通い始めました。

 

認可の申し込み前に復帰すればプラス1点。

でも調べまくった結果、

それでも保育園は選べない。

娘と一緒にいられる育休の貴重な時間を取ることを選びました。

 

保育園の先生とも早くから愛着関係を築き、

帰省している期間を除いて生後半年以降は、

ほぼ毎日10時から16時まで通って元気に遊んでいます。

 

生後半年を過ぎると

やはり保育園で風邪菌やウイルスをもらうようになり、

今月は数日しか通えてないし、

我々両親もガッツリ風邪引いて大変でした。

 

ただ、この保育園、3歳まで。

そのときまでに5歳までの保育園に転園できないと、

大変なことになってしまう。

 

 

そう、まだまだ保活は終わらない。

 

 

 

これまで見学した保育園、

認可:10園、認証:20園程度。

絶対たくさん見た方がいい。

 

いろんな園の保育方針を知ることで

子供にしてあげたいことを考えるきっかけになる。

 

 

備忘録1。

とても素晴らしい認可外保育園の選考に通りましたが

丁重にお断りさせていただきました。

保育料が結構高い。

来年から始まる無償化のことも考えると、

最後の決心ができず、

大変失礼なことをしてしまいました。

 

 

備忘録2。

認可保育園のポイントに

育休からの復帰後の入園+5点とあるが

夫婦とも育休を取ったからといって

2倍の+10点にはならないらしい。

他の項目では夫婦それぞれに加算されるものがある。

それ以上の特記も注釈もない。

 

しつこく役所に書き込んだ結果、

「解釈」の問題であり、

「解釈」をまとめた非公開の文書が

役所内に存在するとのこと。

納得しました。

 

 

まだまだ保活は終わらない。